| 26 | 有銘 兼久 アリメ カネヒサ |
1978年9月27日(28歳)、左投左打 |
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ドラフト会議の時点で全くのノーマークであり、指名を受けた時に「一体何処の誰だ?」と全国にレジスタンスのように点在していた大阪近鉄ファンを混乱の渦に叩き落した張本人。「技巧派
左腕」「変則フォーム」「背番号13」「中継ぎ投手」という列挙されるフレーズから「ああ、柴田佳主也の後継者だな」と安易に選手像を想像させた。ただしその変則フォームは前任柴田がサイド
だったのに対し、実際は上から腕が出ており、前任柴田が短いほぼワンポイント起用だったのに対し、球数をかなり投げられちゃうことから柴田の後継者ではないことが判明。さらに大阪
近鉄ファンを混乱と当惑の渦に叩き落すという順調なプロ生活滑り出しを飾る。
大阪近鉄首脳陣をして「キモチワルイ」と言わしめる腕の出どころが非常に分かり難い変則フォームから、何処がリリースポイントなのか分からないスライダーを武器とする。意外と打ち難そ うなのだが何故かあっさりと打たれる。どうやら打者に球の出どころの分からないフォームで狙いどころを狂わせても、肝心の球がその狂った狙いどころめがけて飛び込んでいくのがダメらしい。 本来なら中継ぎとして安定した防御率、安定した投球術が望まれる立場だというのに、相手打者のバットを心から愛する有銘の球が全てを狂わせる。そして左投手としての最大のアピール ポイントである対左打者への強さも全く感じられず、それどころか左打者には徹底的に打たれるという始末。それで全てが台無し。 「変則フォーム」と連呼しているものの、ちょっと見ただけでは力動感溢れるフォームに見えてしまう不思議。左投手なのに左打者に弱い不思議。制球力はある方のはずなのに甘いところに 入って打たれる姿が簡単に見られる不思議。そんなパラドクスの世界に生きる男、有銘兼久。そもそも有銘という投手像自体を歴代監督が全く掴みきれていない模様で、先発要員として 加わってしまっていたりしている。そして確変を見せて「左エースはやはり有銘なのか」と納得させるピッチングを見せたかと思えば、次は球がバットを愛して試合をぶち壊したりと訳が分から ない。そして中継ぎに配置換えさせされてもある程度無難にこなしてみせたと思えば、試合をぶち壊したりとさらに訳が分からなくなる。 やっぱりどう考えても中継ぎ投手としか有銘を見れないのだが、先発して確変状態のまま試合を作り上げる有銘を見ると、その考えすら自信がなくなる。一方で中継ぎで登板してもある程度 こなしてしまう姿を見ると、やはり中継ぎ投手じゃないのかと確信を持てる。未だに投手として完成形が見えてこない男、それが有銘兼久。そんな有銘が投手として完成した時、一体どんな 投手になっているのか、先発なのか、中継ぎなのか、はたまた抑えなのか。それは誰も分からない。おそらく本人も分からない。 | ||
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浦添商業高校〜大仙〜九州三菱自動車〜大阪近鉄('02・3位)〜東北楽天('05-) | ||
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'05シーズン成績:37試合(125回0/3)、3勝10敗0S、防御率5.18 | ||