| 31 | 藤井 彰人 フジイ アキヒト |
1976年6月18日(30歳)、右投右打 |
|
走者がいなければ元近鉄捕手陣らしからぬリードを見せるが、一旦走者が出ると盗塁警報が彼の中で発令され、常時外角一辺倒・常時中腰スローイング体勢という芸風を見せる、おそらく
東北楽天正捕手、多分。これだけの警戒ぶりだというのに、あっさりと盗塁を許すというトホホぶりを見せる。元々、肩と交通事故のような意外性で正捕手になっていた的山御大を超えられ
そうで超えられない理由の一因であることは周知であった。ただし、キャッチングとある程度の確実性は備わっているので、いよいよ正捕手・藤井の誕生か…というところで大阪近鉄消滅。
そして東北楽天入り。ちなみにヤクルトファンにとって何度でも見たい2001年の日本一の際、古田と石井一久のあの抱擁をアシストするキャッチャーフライを打ち上げたのが何を隠そうこの
藤井その人である。そのため、ヤクルトファンが何度でも見たいあのシーンの映像が流されるたびに、藤井のキャッチャーフライが見れるというオプションがついてくる。
キャッチング、スローイング、リードなど捕手としての基本スキルはそこそこレベルが高い。それなりに高いが「これ」という飛び抜けたポイントも無いのが事実。ただし、その基本スキルの バランスが良い状態でとれており「総合力型捕手」として捕手・藤井の武器に昇華している感がある。そのためにまとまった捕手として完成された感があるが、全てに伸びシロが残された状況 であり、その伸びシロが残っている以上はスケールの小さい総合力捕手という感じがする。それぞれの技術がレベルアップすれば「正捕手・藤井彰人」を脅かすことはかなり難しい。何よりも 「捕手・藤井」は打撃面に関しては既に諦められている感があるだけに守備面でアピールする必要性がある。 梨田昌孝、有田修三以来「打てる捕手」が見つからず、古久保や山下ら「打てない捕手」の系譜を正統に継承しているのは大問題だが、最大の命題である「自分の身長と打率とのデッドヒート」 からは抜け出せた。ライバルが続々と引退・放出・現状維持と上積みが無かったように見え、やっとのことで東北の地に築いた藤井王国を脅かす存在が居なくなったと思われたが、よりによって 伏兵カツノリが父親である野村月見草の強力なバックアップを受けて徐々に勢力を拡大。野村月見草としてもヤクルトでは古田、阪神では矢野とカツノリでは捕手として足元にすら及ばない 選手がいたのだが、三国志で言えば陶謙のような地方政権を築いた藤井王国は、曹操や孫策のように勝てそうにはない相手ではないために、これまでには無かった「露骨なプッシュ」が 見られると予想できる。せっかく築いた藤井王国はこうやって再び存亡の危機にさらされる。 | ||
|
近畿大学附属高校〜近畿大学〜大阪近鉄('99・2位)〜東北楽天('05-) | ||
|
'05シーズン成績:113試合、250打数58安打、打率.232、本塁打0、打点21 | ||